冒頭からろくでもないカミングアウトをしてしまいすみません。
驚かれた方もいるでしょう。むしろ嘘つくなと半信半疑に思われてる方もいるかもしれません。しかし、これは正真正銘の事実。疑いの余地もなく本当のことなのです。
生まれてから間もなく股間の玉袋を畏怖し始めてから成人になった23歳に至るまでの間、一度も触ることなく、なんなら見てすらもいません。
しかし、この問題を改善しないまま歳を重ねていくというのは不都合が生じるというもの。
僕には未来の奥さんに玉袋を触らせる義務がありますから、今日この機会にそのコンプレックスを拭い去りたいと思います。
今回、皆様には僕が金玉を触る瞬間を見届けていただけたらなと思います。
1:丸いもの+2個に慣れる
「じゃあ早く金玉を触ってしまえよ」という心無い声が聞こえてきそうですが、話はそう単純ではありません。
いきなり触れてしまえば、長年溜まり続けた金玉への恐怖心が解き放たれ精神が崩壊する危険性がある為、徐々に慣れていく必要があります。
なので2つの玉に慣れるところから始めようと思い、ミートボール2つを用意しました。
ただ、ミートボールに関して小学生の時にこんな事件がありまして…
【回想】~小学校時代~
給食の時、備え付けのミートボール(2個)から金玉を連想して、癇癪を起こし大暴れした挙句、3階からカレーの鍋を放り投げて花壇に水やりしていた校長をやけどさせてしまったことがある。
この事件から校長は僕のことを怯えた目で見るようになり、心なしか身長も縮んでいきました。
今でもそのことを謝りたいと思っており、人づてに連絡先を聞き電話もしたのですが、「もう二度と君に会いたくない」と言われ、それ以降その電話番号に繋がることはありませんでした。
このことから僕はミートボールを食べることを禁じていました。
というよりも「丸いもの+2個」という構図が忌むべき金玉を連想させ、自我を忘れて暴走してしまうというケースが多かったような気がします。そういえば小学校時代にこんなこともありました。
【回想】~小学校時代~
何も事情を聞かされていなかった新任教師がかけていた丸ぶち眼鏡から、金玉を連想して異常なまでの癇癪を起こしてしまったため、その教師はクビになった。
新任教師の方には本当に申し訳ないことをしてしまいました。
今でもそのことを校長に謝りたいと思い、人づてに家の場所を聞き出し、菓子折りを持って謝りに行ったのですが、「二度と会いたくないと言っているだろぉぉぉ!!!!」と怒鳴られ、次の日校長の家はもぬけの殻になっていました。
校長に嫌われちゃったのかな…
校長のことを考えると、何だか甘酸っぱい気持ちにもなりますが、なんとか癇癪を起こさずにミートボールを食べきることができました。
2:金玉を探す
次は実際に金玉を触ってみたいと思います。
ただ、自分の金玉はまだハードルが高い気がするので、他人の金玉をピックアップして触ろうと思います。
という訳でヒッチハイク形式を取り入れてみました。
お人よしな方なら金玉を触らせてくれる人がいるかもしれない……!という希望的観測をもってやってみたものの、誰一人として触らせてくれることはありませんでした。
こんな時、校長なら触らせてくれるだろうな…とふと思ってしまいました。
思えば、僕はいつも校長に頼ってばかりだったな…
【回想】~小学校時代~
一時期、数字の”8”からも金玉を想像するようになってしまい(今は克服)特別措置として学校主体で”8”を一切使わなかった時期がある。
学校全体の偏差値はひどく落ち込みましたが、一人の生徒の問題の為に学校全体で取り組む校長の方針は、子供ながらに感動したことを覚えています。
この溢れ出る感謝の気持ちを校長に伝えたいなと思い、影武者を倒して居場所を聞き出し、アフリカで隠居生活をしていた校長の元に出向いたのですが、「うわぁぁぁぁぁぁ!!!!!」という奇声を発しながらその後消息を絶ちました。
3:自分の金玉に手を伸ばす時…
もうこうなったら覚悟を決めて、自分の金玉を触るしかありません。
もう誰も助けてくれる人などいません。金玉を触り自立した大人になる時が来たのです。
それでは見てみたいと思います…
あれ???
ない!??
なかったらなかったでそれは怖い。どこに行ったんだ俺の金玉は???
オーツ君聞こえるかい??
なんだこの頭の中に響いてくる声は?あなたは一体だれなんだ???
僕は…君の金玉の一部をになっていた者だよ。
金玉の一部をになっていた者??ということはあなたは…!
そう。片玉だよ。
片玉…!?じゃあ…俺のもう片玉もどこかにいるのか??
いや、僕の相棒だったもう片玉は現状に耐えかねて、10年前に自然消滅してしまったよ。
そんな…
その代わり、右玉袋の成れの果てには校長が入っているんだよ。ジェル状で意識もあるんだよ。
え?校長が…??
玉袋にパンパンに詰まってるんだよ。
そんなことしたら君の居場所が無いじゃないか!!
そう。だから僕も消えなければならないんだ。今まで楽しかったよ。ありがとう…
待って………!!!
そう言って片玉からの声は聞こえなくなりました。
もしかしたら僕は金玉に辛い思いをさせていたのかも知れません。
僕の身勝手で金玉を愛することができなかった。そのことを金玉が無くなって始めて気が付きました。愚か者です。
しかし、今の僕の玉袋には校長がいます。一人ではありません。
悲しみに打ちひしがれながらも、校長のあたたかみを玉袋で感じながら、一生懸命強く生きていこうと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
「ウワァァァァァぁぁぁ!!!!!!!!」